衰退する日本を憂う

●衰退する日本

失われた20年、30年という言葉に象徴されるように、今の日本は高度経済成長期やバブル期のような活気を失い、衰退・凋落の一途をたどっている。経済の低迷のみならず、人口減少、少子高齢化など、日本が抱える問題は数多く、どの問題も大変重たいものである。いわば、重い合併症を抱えている状態である。そんな状況を生み出したのは誰なのか、どうしてこんなことになってしまったのだろうか。多くの有識者は、ここ2,30年の政治の失敗、つまり、おおよそのところ自民党政治の失敗を指摘している。私はその失敗を具体的に説明できるほどの知識を持ち合わせていないから、専門家たちの指摘が正しいかどうかを論ずることはできない。しかし、現状の自民党の体たらくを見る限り、自民党政治が失敗を重ねてきてもおかしくないという思いがわいてきた。

●日本衰退の元凶

現在、ウクライナ戦争などの影響であらゆる物の値段が高騰し、国民はそれに苦しんでいる。とくに、地方は車社会であることから、ガソリン価格の高騰が家計を圧迫しているのだ。それにもかかわらず、自民党は付焼刃的な補助金をしぶしぶ投入しただけで、価格の高騰は抑えられていない。トリガー条項の凍結解除をし、抜本的なガソリン値下げをするべきではないか。そもそも、トリガー条項の凍結は、東日本大震災の復興財源の確保のために行われたはずで、暫定的・一時的な措置であるはずだ。トリガー凍結をした時と現在ではまるで状況が違う。今は国民がガソリンの高騰で苦しんでいるのだから、国が国民の負担を軽減するような政策を打ち出していくべきではないか。政治は一体だれのためにあるのか。国民のためではないのか。国民の生活を豊かにするのが政治家の使命ではないのだろうか。政治家は国民の代表者である。国民に「代」わって、国会において問題や意見を「表」明し、課題解決に尽力する「者」が国民の代表者たる国会議員の在り方ではないか。国民のために働けない政治家ははっきり言って存在価値がない。さっさと退場していただきたいというのが私の思いである。若輩ながらこうも強く申したのは、日本の将来に対して強い不安を感じているからだ。

●ブログの開設にあたって

このブログを始めたのは、その不安を多くの国民の皆様と共有し、ゆくゆくは政治を動かしたいからだ。この不安な気持ちが目に見える形で政治家に届くとよいと思っているし、必要であれば自分から動いていくことも考えていきたいと思う。申し遅れて恐縮だが、私は世間知らずの20代の医大生だ。知らないこと、わからないことばかりであるが、今の日本がまずい、今の日本をよくしないとという思いだけは強く持っている。日本をよくするために何ができるかを考え、行動していきたいと強く思うわけである。